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病気と症状
下痢
◎梅雨時期には下痢に注意!
ジメジメと蒸し暑い梅雨時期は食べ物がいたみやすくなるほか、冷たいもののとりすぎや寝冷えをおこすことが多くなり、下痢の原因がいつもよりぐっと増えます。しかもどれも身近なものばかり。あなたのおなかはだいじょうぶでしょうか?
ジメジメと蒸し暑い梅雨時期は食べ物がいたみやすくなるほか、冷たいもののとりすぎや寝冷えをおこすことが多くなり、下痢の原因がいつもよりぐっと増えます。しかもどれも身近なものばかり。あなたのおなかはだいじょうぶでしょうか?
様々な原因で引き起こされる下痢

下痢は、大便の水分量が増加して、泥状または水様の便が排出される状態をいいます。突然起こる一過性の急性下痢と、だらだらと長引く慢性下痢の二つに分けられ、それぞれ原因がちがいます。
【急性下痢の原因】
1. 体の冷え
2. 食中毒などの消化器感染
3. 消化不良
4. ストレス
【慢性下痢の原因】
1. 過敏性大腸、神経性下痢などの心因性のもの
2. 大・小腸の炎症によるもの
3. 胃性、膵性、胆道、小腸などの消化吸収不良によるもの
4. 神経疾患、内分泌疾患、腎疾患などの全身性疾患によるもの
下痢の原因により止瀉薬は4タイプ

下痢を改善するためには、一般的に"下痢止め"と呼ばれている止瀉薬が用いられます。 下痢には、多くの原因があるので、止瀉薬にもできる限り下痢の原因に対応できるよう、多くの成分が配合されています。
その成分は4つに分けることができます。
1. 腸粘膜保護して炎症を抑える成分(収れん成分)
2. 腸の運動を抑える成分
3. 腸内殺菌成分
4. 腸内で、異常発酵などで生じた有害物質を吸着する成分(吸着成分)
すみやかに下痢を改善するには
下痢になった場合、止瀉薬を服用するほか、以下のことに気をつけると回復が早まります。
■ 下痢改善のポイント
(1)下痢止め薬を服用する場合は、冷水ではなく白湯で服用する | (2)お腹を温める | (3)下痢が激しい場合は、脱水症状を起こすことがあるので、水分やミネラルの補給に注意する |
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<参考>
・配置家庭薬のための家庭薬各論