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病気と症状
目のトラブル
目の病気としては、結膜炎、ものもらい等感染性の病気やパソコンやテレビによる目の疲れや、エアコンによる空気の乾燥が原因のドライアイなどがあります、現代人は目のトラブルが起こりやすい環境にあります。ほうっておくと大きな病気につながる場合もあるので、その原因と予防法をきちんと把握しておくことが大切です。
■ 結膜炎
結膜炎は結膜におきた炎症のことです。その原因には、細菌、ウイルス、クラミジア等の病原体、あるいは花粉やハウスダストによるアレルギーが挙げられます。細菌性結膜炎は黄色い粘り気のある目やにが出ることが多く、アレルギーが原因のときは白っぽい糸をひくようなめやにが出ます。
■ ものもらい

感染の拡大をふせぐため、患部を触ることはさけましょう。また、化粧品が細菌によって汚染されている場合があるので、治療中は目の周囲の化粧は、避けた方が良いでしょう。
■ 目の疲れ
長時間にわたって目をつかうと、物が二重に見えるなどの視力障害がおきるとともに、頭痛や前額部の圧迫感、疲労感が生じます。暗過ぎず明る過ぎないようにする、正しい姿勢で読み書きする、時々遠くを見るなど、目に負担をかけないようにすることが大切です。
軽い症状の場合は、目薬でケアを
目薬は配合される有効成分の内容によって分類され、おもなものには「一般点眼薬」、「抗菌性点眼薬」、「人工涙液」、「コンタクトレンズ装着液」、「洗眼薬」があげられます。
種類 | 効能・効果 |
---|---|
一般点眼薬 |
目の疲れ、結膜充血、眼病予防(水泳のあと、ほこりや汗が目に入ったときなど)、紫外線その他の光線による眼炎(雪目など)、 眼瞼炎(まぶたのただれ)、コンタクトレンズを装着しているときの不快感、目のかゆみ、目のかすみ(目やにの多いときなど)
【アレルギー用点眼薬】 |
抗菌性点眼薬 | 結膜炎(はやり目)、ものもらい、眼瞼炎(まぶたのただれ)、目のかゆみ |
人工涙液 | 目の疲れ、涙液の補助(目のかわき)、コンタクトレンズを装着しているときの不快感、目のかすみ(目やにの多いときなど) |
コンタクトレンズ装着液 | コンタクトレンズの装着を容易にする。 |
洗眼薬 | 目の洗浄、眼病予防(水泳のあと、ほこりや汗が目に入ったときなど) |
有効な点眼は、清潔な状態で
目薬は、その品質をそこなわず、長く効果を保つためには、いつも清潔な状態で点眼することがポイントです。

1. 手を石鹸でよく洗う。
2. 容器の液の落ち口の先端に、異物がないことを確かめる。
3. 仰向けに寝るか、首を後方に傾ける。
4. 親指と人差し指で容器をはさみ持って、液の落ち口をできるだけ目に近づける。
このとき、先端が目やまぶたに触れないよう注意することが必要。
5. もう一方の手の人差し指で、下まぶたを引き下げる。
6. 用法および用量の指示どおりに点眼する。
7. キャップを手早くきっちりとしめる。
液の落ち口の先端を直接手で触れないこと。
8. 点眼後、数秒間まぶたを閉じて薬液を粘膜嚢に行き渡らせる。
このとき、点眼した液が鼻腔に流出するのを防ぐため、目頭を指で押さえる。

9. 手についた液をとるため、ふたたび手を洗う。