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くすり
薬の種類
薬にはどんな種類があるの?

一口に薬といっても様々な種類があり、使用される分野も異なります。大きく分けると、病院でお医者さんが処方する医療用、薬局薬店で買うことができる一般用(OTC)に分かれます。
■ 医薬品
医薬品は、品質、有効性、安全性について審査などを受け、厚生労働大臣の承認を受けたものでなければ販売できません。製造する側も厚生労働大臣の許可が必要です。このように、医薬品は製造から販売に至るまで様々な厳しい規定が課せられています。
医療用医薬品 | 医師の処方せんもしくは指示によって使用されることを目的に供給される医薬品。 【特徴】 ・効きめが強い。指示通り用いれば早く治る一方、強い副作用が現れることもある。 ・処方される分量が長期間を対象としていない。 ・薬1錠あたりの値段(薬価)が国で決められているので、全国どこでも同じ金額である。 |
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一般用医薬品 | 「薬剤師・その他の医療関係者から提供された情報に基づいて」消費者が選択し、購入する医薬品。 【特徴】 ・定められた用法、用量、注意事項を守って消費者が自分の判断で使用できる。 ・使用期限が設定されている。比較的長期のものが多い。(使用期限は製造時より3~5年程度) ・メーカーや販売店によって値段が決められている。 |
漢方薬ってどんな薬?

長い歴史の中で体系化されてきた処方で、生薬を組み合わせて使用されてきました。現在は、漢方薬と呼ばれるものは法律で決められたものだけになります。生薬は植物のみと思われがちですが、動物性や鉱物性のものなどもあります。また、漢方薬以外で、自然の植物などの薬効を活かしたものに、「民間薬」といわれる薬もありますが、これらは昔からの経験や生活の知恵で伝承によって現在も使用されているものです。