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株主・投資家情報

ごあいさつ

拝啓 平素は格別のご支援ご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて当社グループは、明治9年の創業より145年以上に亘り、医薬品等配置販売事業の理念たる「先用後利」を礎とし、社名の由来である「医療の仁恵に浴せざる寒村僻地にまで広く救療の志を貫通せよ」を社是に掲げ、常にお客様の健康を考え、真に必要とされる医薬品の研究・開発・製造・販売に取り組んでまいりましたが、誠に遺憾ながら、2021年10月の一部自社製品の自主回収(クラスⅡ)に端を発した、富山県による行政処分を受け、その再発防止策の徹底と品質管理体制の一層の向上に尽力してまいりました。

また、広貫堂グループの企業理念を実現するべく策定致しました長期経営計画「Vision2030」・第一次中期計画(2021-2023年度)の最終年度として、積極的な事業活動を展開、安心、安全な医薬品の安定供給に尽力、過去2期連続の最終赤字からの黒字転換必達を目標として邁進してまいりました。2023年3月期は、最終的に経常利益ベースでの黒字化は達成したものの、本年初の能登半島地震による被災のための工場稼働率低下、並びに生薬エキス原料メーカーの行政処分に伴う一部ドリンク製品の出荷停止といった不可抗力の影響を特別損失に計上したため、最終赤字を余儀なくされました。

今期はGMP遵守を前提とした稼働率の改善によるお客様からの増産要請への対応、新規受託プロジェクトの本格稼働、更なるコスト管理強化等を通じて財務内容の改善に邁進してまいる所存です。

なにとぞ株主の皆様におかれましては、今後ともなお一層のご支援ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げる次第でございます。

敬具

株式会社広貫堂
代表取締役社長 塩井貴晴