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CAREER MODEL

社員のキャリアモデル

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多彩なキャリアで得た人脈や知識は
自分自身にとって大きな財産
今後も新しいことに挑戦しながら
地域に恩返ししていきたい

執行役員 試験受託事業部 部長
H.Y.
2004年入社/工学部卒

入社1―4年目

配属:品質管理部
役職:なし

大学では有機材料工学科に所属し、プラスティック合成について研究していました。そこで「ものづくりや研究に携われる企業へ就職したい」と考え、「くすりの富山」を代表する広貫堂への入社を決めました。
入社後、最初に配属されたのは品質管理部です。ここでは主に配置薬向けの医薬品試験を担当していましたが、試験の数が多く、様々な制約やルールに基づいた業務のため、「常に勉強しなければいけない」という意識が高まりました。また3年目には、富山市が開催する次世代の地域リーダー養成プロジェクト『富山市青年元気塾』に1年間参加。同業他社や異業種の若手社員と交流することで、社外にも目を向ける視野が広がりました。このとき培った人脈や知識は、現在も大きな財産となっています。

入社4―8年目

配属:生産技術グループ/技術開発グループ
役職:リーダー

4年目には生産技術グループに配属され、主に受託製品のバリデーション業務(医薬品を製造する工程や方法が正しいかどうかを検証する業務)を担当。有効成分や添加剤の特性にも注意しながら一連の製造工程に関わることによって、1~3年目に品質管理部で行っていた試験が「何のための試験だったのか」を深く理解することができました。
また6年目に配属された技術開発グループでは、新たな製剤技術の開発にチャレンジ。「高齢者やお子さまが服用しやすい、患者さんに優しい医薬品をつくろう」という発想から、水がなくても飲めるゼリー製剤とチュアブル錠の開発に取り組みました。チュアブル錠については、私が異動した後ですが製品化まで達成することができ、ものづくりの醍醐味を味わうことができました。また開発するにあたって様々な展示会やセミナーに参加し、マーケットニーズを把握することの大切さも学んだ時期でした。

入社8―18年目

配属:CDMO事業部/研究開発部 兼 臨床開発部
役職:マネージャー→グループマネージャー→執行役員

8年目に配属されたCDMO事業部では、主に製剤開発受託と治験薬製造受託を担当しました。様々な製薬企業の研究者をターゲットに、新規の営業活動を行う仕事です。研究者が集まる学会にブースを出展したり、展示会に足を運んで名刺交換したりと、これまでのキャリアでやってきた“ものづくり”とは全く違う仕事に悩み、くじけそうになることも。精神的に一番しんどい時期でしたが、上司・先輩・同僚たちに支えてもらったおかげで何とか案件を獲得できたことは大きな自信につながりました。
11年目からは再び開発部門に戻り、広貫堂初となるジェネリック医薬品の開発にチャレンジ。臨床試験、承認申請、薬価収載といった業務に関わりました。この頃から役職もグループマネージャーに上がり、チーム全体のモチベーションアップを図るなどマネジメントにも注力するようになりました。

入社18年目―現在

配属:信頼性保証本部/試験受託事業部
役職:執行役員

18年目からは信頼性保証本部に配属。薬機法やGMP省令の改正に向けた品質保証体制を強化するため、各部門の問題点を洗い出し、「品質最優先」のモットーを徹底することから始めました。そんななか2021年10月に不正製造が発覚。社内では自主点検や改善計画の策定などに一丸となって取り組み、私は主に「自主回収業務」と「お客様への説明」を担当しました。その際、厳しいお言葉とともに励ましの声もたくさんいただき、広貫堂がお客様や地域の皆さんから「こんなに愛されてきたんだ」と痛感し、大きく反省する機会になりました。
現在、社内では挨拶やゴミ拾いといった小さなことから風土を変えていこうと取り組んでいるところです。実際少しずつ成果が出てきて、より若手が意見を発信しやすい環境になってきていると感じます。また所属する試験受託事業部では、新たな試験受託事業として「元素不純物試験」を立ち上げるなど、ルールを守りつつ再スタートを切っています。

NEXT CAREER

今後の目標

不正製造の問題では、法令遵守が医薬品製造販売業の根幹であることを改めて強く認識しました。今後は「品質最優先」のもとで製造された安心安全な医薬品を安定して供給すること、持続可能な企業経営によって地域経済に貢献することが、ご迷惑をおかけした方々への恩返しにつながると思っています。その一つとして、私自身は「最新の技術」と「最高の管理体制」を両立させた試験受託事業の拡大を目標にしています。